個別株投資で長期で保有したい企業ってどんな企業でしょうか。
それは参入障壁(ワイドモート)が高い企業。
新規で参入しようとしても難易度が高い企業、つまり簡単にマネできない企業です。
設備投資をしっかり行い、企業としての土台を盤石にしながら成長する企業ということになります。
- 扱っている商品の世界シェア
- 参入に莫大なコストがかかる分野
- 他社との競争優位性
- 圧倒的なブランド力
配当金は決して高くないけど、持っているとポートフォリオが安定する。
一度買ったら売らずにずっと持ち続けたい、そんな銘柄。
有名なウォーレン・バフェットの投資手法もこれです。
バフェットは目の前の値上がり益や高すぎる配当につられずに、本当の意味で成長する企業に長期で投資をして今の富を築きましたね。
「初めから売りを考えて買うような株は、10分たりとも持ってはいけない」
奥野一成さんの箸「教養としての投資」という本のなかでも参入障壁という言葉がたくさん出てきます。
この本めちゃくちゃわかりやすくておすすめです。
投資の本質が学べるのでぜひ読んでみてください。
同じ奥野一成さんの箸でこちらもおすすめ。
投資家必見の書籍です。
では具体的な参入障壁が高い企業を日本株、米国株それぞれ紹介します。
※いろいろな書籍やブログを読んでボク自身が考えている参入障壁の高い銘柄です。投資は自己責任でお願いします。
【日本株】信越化学工業|[4063]

半導体素材になるシリコンウエハーで世界シェア33%。
営業利益率26%、自己資本比率83% (2021年3月)。
派手さはないですが、日本の化学メーカーの中で時価総額NO1でとにかくすごい企業!
半導体需要はどんどん増えて今後も成長が見込めるでしょう。
ただ、株価は17,905円とかなり高いです。
単元で買おうとすると180万必要になるので、1株から株を買えるネオモバがおすすめです。
【日本株】日本電産|[6594]

世界シェアNO1のモータ製品が多数。
ゲーム機用ファンモータ、HDD用モータ、温水洗浄便座用ファンモータなど日常生活に欠かせない電化製品のモータは日本電産のものと言っても過言ではない。
利益剰余金からは配当金を増やすのでなく、積極的に社員の給料UPに還元しているそうです。
社員のモチベーションがあがり組織としても強いんだろうなぁ。
【日本株】アサヒホールディングス|[5857]

スマホや銀歯、自動車のマフラーに含まれる金属を回収してリサイクルを行っている会社。
東証1部の大企業ですが一般ユーザーにはそこまで有名ではないかもしれません。
事業内容だけでも他がマネできないことがわかりますね。
高い専門技術が必要なことから参入障壁が高いと言えます。
さらに環境保護の流れはますます強くなっていくため、社会的価値もさらに上がると思います。
※ビールのアサヒとよく間違えられるらしいです。ビールの方は「アサヒグループホールディングス」です。確かに似てますねw
【日本株】ブリヂストン|[5108]

誰もが知ってる有名企業ですね。
タイヤと言ったらブリヂストンというくらい圧倒的なブランド力があります。
タイヤの世界シェアでも15%を占めますし、日本のゴム・タイヤ業界では2位の住友ゴム工業に売り上げで4倍も差をつけています。
海外での売り上げ構成比率が80%を超えるまさにグローバル企業。
ESG銘柄でもありますね。
ただし景気敏感株なので注意は必要。
【米国株】VISA|[V]

クレジットカードの世界シェアはなんと56%。
圧倒的ですね!
VISAの事業はあくまで決済処理なので、クレジットカード料金の貸し倒れリスクが無い。
貸し倒れリスクを負ったり、カード延滞料の取り立てはカード発行会社側が行います。
本業に専念できるため、営業利益率も60%近い!
誰もVISAにはかなわない。
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