マネーリテラシーを高められるマンガは「ナニワ金融道」がおすすめです。
この「ナニワ金融道」という漫画は実際のストーリーの中でお金にまつわる話が出てくるので、読むだけで楽しみながら学べるんです。
自然と簿記やFP関連の知識が身に付くので、これから簿記・FPの資格を取ろうと考えている人にもおすすめですよ!
30年くらい前に連載されたマンガで金融マンガの先駆け。
実写ドラマ化もされています。
消費者金融に勤めることになった主人公が、お金を貸していくことでストーリーが展開されていく話です。
ストーリーも普通にめちゃくちゃ面白い!
ナニワ金融道で何が学べるかをご紹介します。
【簿記】手形が学べる

手形ってなかなか実際の生活の中でほとんど扱う機会はないですよね?
簿記の勉強でよく出てくる「支払手形」や「受取手形」。
50,000円分の商品を仕入れ手形で支払い
仕入 50,000/支払手形 50,000
こういった仕訳問題はたくさん出てきます。
パターンで覚えてはいるけど、実際支払い場面があまりピンと来ない。
そんな時、ナニワ金融道を読めば実務的な手形の流れがめっちゃわかります!
- 手形決済
- 手形の不渡り
- 手形割引
- 半分現金・半分手形
上記は全て出てきます。

【簿記】売掛金/買掛金が学べる

次に売掛金・買掛金も簿記では頻出仕訳項目ですね。
こちらは現代でも会社対会社の取引ではよく使われています。
商品10,000円仕入れて代金は翌月末払い
仕入 10,000/買掛金 10,000
これもナニワ金融道でもよく出てくるシーンです。
借金をしている会社が返済不能に。
⇒その会社の財産差し押さえ準備。
⇒備品や売掛金などの財産(資産)を差し押さえる。
こういったストーリーで観ることで「売掛金が資産である」という理解が自然と深まります。
【FP】不動産が学べる

不動産はとにかく専門用語や難しい言葉が多くてそれで勉強がイヤになった人も多いのでは?
漢字も多いしそれだけで拒否反応出ますよね。
マンガの中では自宅を担保にして借金をするケースが多くて、不動産に関する話も多く登場します。
実際のストーリーに照らし合わせながら覚えられるので、とても分かりやすいです。
具体的にはこんなことが学べます!
- 抵当権/登記簿の意味
- 用途制限
- 瑕疵担保責任
例)抵当権
借金を申し込んできた人の自宅の登記簿謄本を取ってみたら、すでに第4順位の抵当権まで他の金融機関に打たれていた。
このままでは万が一返済が滞ったら回収できないので、保証人を追加で用意しないと融資は出来ない。
例)用途制限
実業家が地上げをしピンクビルを建てて儲けようとしているが、実は近くに病院があるとピンク産業の営業は出来ない。
すでにテナントと賃貸契約をしているので保証金などを踏み倒して夜逃げ。
融資した消費者金融がビルを取り上げてしまう。
※ピンクビル=風俗などの店舗を入れるビル

【FP】保険や金融商品が学べる

保険や金融商品の話も出てきます。
これはFPの勉強だけではなく日常生活にもつながってくる話ですね。
こんな感じの事が学べます。
- 自動車保険でどこまで払ってくれるか
- 先物取引や信用取引の仕組み
例)自動車保険
車で追突事故を起こしてしまい、相手がタチのわるい輩でどんどん賠償請求が過剰になってくる。脅されて不利になる念書を書かされてしまい、保険会社も支配を拒否している。

借金の怖さを学べる

実はナニワ金融道で一番学べるのは「借金の怖さ」。
借金をすることで簡単に人生が崩壊してしまうストーリーがたくさん出てきます。
- 奥さんに内緒で借金をしたのがバレて自宅を追い出されホームレスになる旦那
- 彼氏の保証人になってしまい風俗に勤めることになった女性
- 借金の返済が滞り自社ビルを取られてしまい夜逃げする経営者
- 借金を返せなくなり取り込み詐欺をはじめて逮捕される若者
ほとんどが目の前の欲望に目がくらんで失敗するケースです。
「返済はまだ先だからもう少しつまんでも大丈夫だろう!」
ここから先はあっという間に地獄へ。。
住宅ローンやカーローンは一般的だし借金自体が悪いことではないけど、自分でコントロールできなくなると人生終わる可能性がある!と改めて思いました。
まとめ
ナニワ金融道を読むことで、簿記・FPに関する知識だけではなく他にもたくさんの学びがあります。
- お金関係の法律
- 保証人のしくみ
- マルチ商法

情報弱者はカモにされるのはいつの時代でも一緒ですね。
教訓というかバイブルとして読んでおくべき漫画ベスト1で、万が一お金のトラブルに巻き込まれることがあってもナニワ金融道を思い出せば冷静に対処できるかも。
ナニワ金融道全巻セットはこちらから購入できます