こんにちは、けんたです。
「貯蓄より投資」って言葉も最近よく聞くようになってきましたね。
「老後2,000万円問題」が話題になったり、高校の授業で「投資」が組み込まれるようになるというニュースもやっています。
さらに最近は積み立てNISAやiDeCoなどの非課税制度も増えてきて、日本でも投資をする人が増えてきました。
投資って難しそうでわからない。
投資はお金持ちになれるの?逆に資産が減っちゃうんじゃない?
そんな悩みを持っている人も多いと思います。
そこで投資への第一歩を踏み出したい人に、この本は超おススメ!
著者:奥野一成
出版社:ダイヤモンド社
『15歳から学ぶ教養』とタイトルにある通り、これから社会に出る若い人への目線で書いてあります。
これから投資をしようと考えている人だけではなく、すでに投資をしている人にもぜひ読んでもらいたい一冊です!
短期間で儲けたいとか、売買のタイミングとかそういったテクニックはこの本では紹介してません。
「お金とは」や「投資の仕組み」などお金持ちになるための本質がわかる本です。
僕も5年前から株や投資信託などに投資をしていますが、改めてこの本を読んで良かったとほんとに思いました!
この本を読んでの感想と学べる事
お金とは何か

この本ではお金とは何なのかということを改めて考えさせられます。
実際にお金は何かって深く考えたことなんてないですよね?
僕も「労働の対価としてもらえるもの」とか「物やサービスを買うときに必要なもの」くらいにしか思っていませんでした。
お金とは「ありがとう」のしるし
第一章 お金って何だろう より
衝撃的な言葉で印象に残りました❕
すごくいい言葉だと思いませんか?
「ありがとう」を提供することでお金をもらうということですね。
会社からお給料をもらえているのも誰かの役に立っているからですね。
長いこと営業職をやっていると商品を売って売り上げをあげることが目的になってしまっていると思います。僕もそうでした。
そうではなく
他の誰かの役に立つことを行う⇒売り上げが上がる
この考え方が大事だと再認識させられます。
そしてそれを積み上げていくことが、結果としてお金持ちになることにつながる。
これを忘れずに日々の仕事に励むことが大切ですね!
本当に強い企業とは|正しい投資とは
企業の場合も価値を提供し続ける企業が強いと言っています。
価値を提供できるということは常に進化している企業ということですね。
「現状維持」は退行である
第2章 経済のしくみをしろう
時代はすごいスピードで動いているので、進化できない会社は必要とされません。
進化しながらも歴史的な暴落にも耐えられる体力がある企業が良い企業といえます。
そして、投資するときに【参入障壁】が一番大事だということがこの本を読むとよくわかります。
株式に投資するということは、その会社のオーナーになること
第5章 会社のしくみを知ろう より
まさにこれですね。
そして自分が投資すべき企業を見極めるにはこの考えを忘れてはいけません。
短期的な値動きや高配当に惑わされてはいけない。
確かに、高い配当を出してない企業でも伸びている企業ってたくさんありますからね。
長期的に見たら高い配当を出すより、従業員に還元したり、研究開発に回した方が企業としては成長できるということですね。
しっかりと企業の中身を見極めましょう!
教養リテラシーが向上することでお金持ちになる
他人に対して付加価値を与え続けられる人がいつの時代にも求められる
第7章 構造的に強靭な人間になろう より
どんな業種であっても人の役に立つことを忘れてはいけない。
それが「どうしたらお金持ちになれるか」の答えなんだと思います。
そして株式だけではなく自己投資をすることも重要です。
一生懸命取り組んだ結果、仮に失敗だったとしても自身の成長につながるからですね。
著者について

作者の奥野一成さんは農林中金バリューインベストメンツ株式会社のCIO。
買ったら基本的には売らない[バフェット流の投資]を行っている、長期厳選投資の現役ファンドマネージャーです。
バリュー投資やグロース投資を進める著名投資家は多いですが、奥野一成さんは「投資の本質」とそれに通じる「自己投資」について語ってくれています。
ビジネスパーソンには奥野一成さんの本を読むことで、これから何をすべきかがきっと分かってくると思います。
著者のこちらの書籍もおススメです。
まとめ
本当の意味で豊かになるには、まさにこの本のような考えが必要だと思います。
インターネットで少額から気軽に投資をできるようになったからこそ読みたい本ですね。
投資をしているけどうまくいかない人も、この本を読むことで自分の投資を見つめなおせるでしょう。
マネーリテラシーを高めるきっかけにぜひ。
